2014年11月上旬発売予定のEOS 7D Mark IIについて個人的な感想を書いてみる。
キヤノン:EOS 7D Mark II|概要
EOS 7D Mark II (以下7D2) は2009年に発売されたEOS 7Dの後継機種である。7DはAPS-C 1800万画素センサー、19点オールクロスAF、8コマ/秒連写とスポーツ等の動体撮影に強く、5年経った今でもなお人気のカメラなのだが、流石に5年も経っているのでだいぶ前から後継機の登場が期待されていた。何年も前から後継機の噂が出たり消えたりしたがようやく本当に7D2が発表となった。
7D後継の噂は1DX相当の61点AFに10コマ/秒の連写というものが多かったが、実際に発表されてみたらなんとAFは65点のオールクロス(1DXは41点クロス)、10コマ/秒連写と一見1DXや5D3を超えているようなスペックで登場し話題となっている。(実際は完全に超えてるというわけでもない)デュアルピクセルCMOSも搭載し動画にも強いと思われる。またこのような凄いスペックなのに値段も20万程度からスタートと想像よりもかなり安い。7D2は相当売れるだろうと思う。
7D2はAFと連写が凄いカメラなのだが、APS-Cの約2000万画素のセンサーの画質が気になる。センサーはおそらく70Dとほぼ同じな予感がしている。キヤノンのAPS-Cセンサーは最近のソニー・東芝のセンサーと比べると、特にRAWではかなり画質(高感度・ダイナミックレンジ)で差を空けられている印象がある。7Dと7D2との比較では、もし70Dと同等であるならばRAWの画質は大差ない可能性が高い。JPEGの画質は流石に進化していると思われるが・・。
7Dはノイズが気になるという声を良く聞く。そういう人が5D3を買って画質に満足したりする事を見かけるが、そういうフルサイズの画質に慣れた人達がはたして7D2の画質に満足できるのか疑問である。 まあ確かに7D2は画質重視の機種ではないと言われればそれまでなんだけども・・。フルサイズほどの高感度が必要じゃないシーンでは活躍するだろうしね。
キヤノンのAPS-Cセンサーは実を言うとあまり使ったことがなくて、一時期50Dを運動会用に所有していた事があるのだけど、その時にメインで使っていた5D2と比べた時にかなり画質に差があった記憶がある。50Dの画質はなんだかくすんだ塗り絵のような感じに対して、5D2の画質は艶があって綺麗だった。18MPになって以降は使ったことがないが50Dの頃よりも良くなっているのだろうか。機会あれば使ってみたい。
個人的には10コマ/秒連写も必要ないので、どちらかというと5D3の方が欲しいかも・・。
[amazonjs asin=”B00NM0X2OG” locale=”JP” title=”Canon デジタル一眼レフカメラ EOS 7D Mark IIボディ EOS7DMK2″]
コメント