2020年10月。グラボをRTX3080に更新したついでに5年ぶりにゲームPCの中身を更新してみた。
ゲームPCの更新前と更新後の構成
こんな感じになった。2年おきくらいに更新してるグラボ以外は5年ぶりの更新。電源とケースは使いまわし。これ以外にデータ用のSSD・HDDもあるが省略。
更新前 | 更新後 | |
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グラボ | MSI GeForce RTX 2080 Ti GAMING X TRIO | ASUS TUF-RTX3080-O10G-GAMING |
CPU | Core i7 6700K | Core i7 10700K |
CPUクーラー | REEVEN OKEANOS | Corsair iCUE H115i RGB PRO XT |
マザボ | MSI Z170A KRAIT GAMING | ASUS TUF GAMING Z490-PLUS |
メモリ | Corsair DDR4-2400 16GB (8GB x 2) | Crusial DDR4-3200 32GB (16GB x 2) |
SSD | Intel SSD 750 400GB | WD Black SN750 NVMe 1TB |
ケースファン | Fractal Design Dynamic GP-14 x 2 | Corsair ML140 x 2 SCYTHE KAZE FLEX120 A-RGB PWM |
電源 | Cooler Master V1000 | |
ケース | Fractal Design Define S |
各パーツの説明
グラボ:ASUS TUF-RTX3080-O10G-GAMING
RTX3080を買った話はこちらの記事にまとめた。(10700Kを使ったベンチマークも含む)
最初はグラボだけ更新する予定だったが、グラボが届いた後にゲームPCも更新したくなった。
CPU:Core i7 10700K
最初どれにするか少し迷った。ゲームだけしかしないのと。フルHDならCPUはフレームレートに大きく影響するのだが4KだとCPUの影響は少ないからだ。
自分は4K60fpsで良いので6コアのi5 10400あたりでも充分だったんだけど、長く使えた方がいいので今回もCore i7にした。
より上位のCore i9の10900Kや10850Kも少し検討したのだが、かなり発熱するとのことでケース内冷却に気を使いそうなのでやめておいた。
Cinebench R20で10700Kのベンチマーク測定。マルチスレッド性能が6700Kの2.5倍に。
Cinebench R23はマルチが11593、シングルが1223だった。
Cinebench R20(マルチ)
6700K 1933
10700K 4962 pic.twitter.com/n1GxdwaRnf— ぬぼぼ (@nubobo) October 10, 2020
自分がPCを更新した時点ではまだ未発売だったが、今ならゲーミング性能が向上したAMDのRyzen 5000シリーズも検討しても良いかもしれない。
CPUクーラー:Corsair iCUE H115i RGB PRO XT
今までCPUクーラーは空冷しか使ってこなかったので、簡易水冷クーラーを導入するのは初めて。水冷は難しそうなイメージがあったので今までは使ってこなかったが、意外と簡単そうなのと静かでよく冷えるということなので導入決定。
色々調べてみた結果Corsairの140mmファンが2つ付いた280mmラジエーターのモデルが評判が良さどうだったので決めた。360mmより場所を食わなくて冷却性能も高いとのこと。
ラジエーターはケースのフロントに設置。ファンは吸気側に付けてケース外部の空気をラジエーターに当てる感じに。
取り付けた感じはCPU周りがかなりすっきりして良い。空冷クーラーだとヒートシンクがデカくて、取り付け時もスペースが狭くて大変だったりする場合もあるが、簡易水冷だと取り付けも簡単だった。
実際使ってみたところ、音がかなり静かなので感動した。今までCPUクーラーはファンの音が結構気になったのだが、これは全然気にならない。冷却性能もくCPU温度も全然上がらない。簡易水冷はもっと早く導入すれば良かったと思った。
制御ソフトのiCUEが微妙で使い物にならないという評価も見かけたが、今のところデフォルト状態でも特に問題なく使えている。
マザボ:ASUS TUF GAMING Z490-PLUS
マザーボードは種類も多くて少し悩んだ。最初は前回同様MSIにしようかとも思ったが、下記のサイトのZ490マザボ比較でVRM電源の温度が一番冷えていたASUSのTUFゲーミングにすることにした。グラボもTUFゲーミングだったというのもある。
使ってみた感じ特に不満はないが、ASUSの付属ソフトウェアはMSIのに比べると分かりづらいような気もした。
メモリ:Crusial DDR4-3200 32GB
メモリにそんなに拘りはないのだが、ここのところCrusialのメモリを使うことが多く問題なく使えているのと、価格.comで上位だったこれに注目した。
なんで人気なのか調べてみると、JEDEC準拠DDR4-3200ネイティブ対応とやらで、通常3200MHzといっても2133MHzのメモリをオーバークロックして3200MHzにしてたりするものが多いのだが、これはOCせずとも元々3200MHz動作とのこと。それが何が良いのかよく分かってないが、何となく良さそうだったのでこれにした。
SSD:WD Black SN750 NVMe 1TB
M.2スロットのNVMeなSSD。最初はもっと安価なWD Blue SN550でもいいかと思ったけど、Cドライブとして使うので更に高速なWD Black SN750にした。
CrystalDiskMark7.0によるベンチマーク
PCIe 3.0ではシーケンシャルが3500MB/sくらいが限度なのでこれは充分速い。
今はPCIe 4.0対応のSSDも出ており対応したマザボならシーケンシャルが7000MB/sも出るようだが、PCIe 4.0対応のSSDをPCIe 3.0のマザボで使った場合でもシーケンシャルこそ3500MB/sまでしか出ないがランダムアクセス速度がかなり速くなっているので、予算に余裕があればそれもありかもしれない。
ケースファン(ボトム吸気・リア排気用):Corsair ML140 x 2
CPUやマザボを更新した時点でケースファンは元のままFractal Design Dynamic GP-14を使っていて静かだし満足していがのだが、RTX3080でゲームをやっているとGPUの温度が結構上がり排熱が足りてないのではと思いもっと性能の高いケースファンを検討した。
最初はNoctua NF-A14 PWMにしようかと思ったが値段がやや高かったので、性能が良さそうかつ2本セットで安く、簡易水冷でも使っているCorsair ML140にした。
実際使ってみた感じは。排熱に余裕は出来たが、回転数が上がると騒音が結構するなと思った。ファン制御ツールで丁度いい感じになったので今ところ満足している。
今選ぶならThermaltake TOUGHFAN 14が気になるかも。
LCP(液晶ポリマー)素材のファンを採用したNoctua NF-A12x25 PWMが性能高くて人気みたいなんだけど、Thermaltake TOUGHFAN 12が同じ素材を使って似たような性能なんだとか。Noctuaより値段が安い。
TOUGHFAN 14はそれの140mm版なので気になるね。NoctuaはLCP素材の140mmファンはまだ出せてない。— ぬぼぼ (@nubobo) December 18, 2020
ケースファン(フロント吸気用):SCYTHE KAZE FLEX120 A-RGB PWM 1200rpm
ホコリ防止のためケース内エアフローを正圧にしたいので、ケースのフロント下部が空いてたのでファンを取り付けることにした。
せっかくなんで光って綺麗なアドレサブルRGBに対応したファンにしようと思いこれに決定した。
光って綺麗だし、動作音もかなり静かで風量も結構あり満足している。
おまけ:電源ユニット購入候補
簡易水冷にしてゲームPCが静かになったが、負荷をかけてないアイドル時に一番騒音を出しているのは電源ユニットだという事に気付いたのでいつか替えたいなと思った。
購入候補としてはこのあたりかな。いずれも静かそう。
Corsair AX1000
Corsair HX1000i
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