Mac mini(2020)からMac mini(M1, 2020)へ

PC関連
Mac mini (M1, 2020)

Mac mini(2020)を買った数ヶ月後に新しいM1のMac miniに買い換えることにした話。


M1 Mac miniを買うまで

Macは2年でIntelからAppleシリコンへ移行

2020年6月、AppleはMacをIntelプロセッサからAppleシリコンへ移行することを発表した。AppleシリコンとはAppleがARMアーキテクチャで設計したSoCでiPhoneやiPadにも使われている。
最初のAppleシリコン搭載Macは2020年中に発売され、2年でIntelからAppleシリコンへ移行完了するとのこと。つまり2年後にはIntelベースのMacは販売終了してるということだ。
IntelベースのアプリケーションもRosetta2という技術により動作するようで互換性も期待できる。

Apple、MacにAppleシリコンを搭載することを発表
Appleは本日、業界をリードするパフォーマンスとパワフルで新しいテクノロジーをもたらす、自社製シリコンをMacに搭載することを発表しました。

それを見たぬぼぼ氏・・

ぬぼぼ
ぬぼぼ

2年後にはAppleシリコンが主流になるだろうが、しばらくはIntelが主流だしMac mini (2020)買ったろ。これでIntelのMac買うの最後かもしれんな?

などと思い、数カ月後に新型が出ると知らずにMac mini(2020)を注文するのであった・・。

Mac mini 2012から2020にしたらM1 Macが出た
Mac mini 2012から2020にしたらM1 Macが出た話。

M1チップ搭載のMac発表

2020年11月11日にAppleシリコン M1チップを搭載したMacBook Air、MacBook Pro、Mac miniが発表された。

次世代のMacを発表
Appleが設計した一群のチップの中で、初めてMacのために設計されたチップであるM1を新しいMacBook Air、13インチMacBook Pro、Mac miniに搭載。

Mac miniは2020年に更新したばかりなので、すぐ新しいのは出ないだろうと思いこんでいたのだがこんなに早く出るとは・・。
それに6月の発表時点ではAppleシリコンを見くびっていた私だが、色んなレビューを見てるとM1 Macはかなり高性能らしい。

M1 Mac mini購入

特に注目した点はブラウザの反応速度が速いこと。動画のレビューでもアプリ起動やページ読み込みが異様に速く見えた。自分のMacの主な用途はWebブラウザなのでかなり気になる。
それ以外はPhotoshopやLightroom等も使ったりするがM1チップ対応版も開発中とのことだしRosetta2でも普通に動くようなので移行するのに問題なさそう。

少し迷ったのは、Mac mini(2020)ではメモリ32GBにしたのに、M1 Macの最大メモリは16GBだということ。これに関してはやや不安だがまあ何とかなるかな。32GBのが出たらまた買い換えればいいし。

カスタマイズしないベースモデルはすぐ入手できたのだが、メモリ16GBにすると到着が12月中旬なるが仕方ない。SSDは容量が多いほど高速とのことだったので1TBにして購入した。

Mac mini(M1, 2020)の写真

届いたM1 Mac miniの写真を撮ってみた。

蓋を開けたら本体出てきた。

本体を取り出した後

電源ケーブルがある

上から。今までとほぼ同じ形。

下から

前から

後ろから。USB-Cポートが2つ減った・・。

M1 Mac miniを少し使ってみた感想

IntelのMac mini(2020)に比べると全体的に反応が速いように思う。サクサク動く。やはりWebブラウザの反応がかなり速い。Core i7 10700KのPCと比較しても速いような。SoCのM1チップ上にCPUやメモリが載っかっているためそれぞれの転送速度が高速なためかもしれない。
macOSに最初から入っているSafariは当然M1ネイティブ対応だが、現在ChromeやFirefoxも既にM1に対応しているのでブラウザを使う上で問題はない。

IntelベースアプリのPhotoshopやLightroom ClassicもRosetta2で動かしてみたが、特に問題はなく普通に使えている。M1ネイティブ対応したらもっと速くなると思うと楽しみである。
メモリ16GBで足りるかという点は、今の所問題なさそう。

少し微妙だと思ったのは、買う前から分かっていたがUSB-Cポートが4から2へ減っていること。このうち1つはディスプレイ用に使うのでUSB-Cポートは残り1つしかなくなる。それにUSB Type Aが2つ。ちょっと少ないかなと。仕方ないのでUSBハブを注文した。

Mac mini(M1, 2020)のベンチマーク

Cinebench R23

CPUのベンチマーク。IntelのMac mini(2020)とCore i7 10700KのPCと比較。

マルチスレッドはIntel Mac miniと1.5倍の差。流石に10700Kには及ばないようだ。

シングルスレッドはIntel Mac miniと1.43倍の差。なんとシングルスレッドでは10700Kよりも1.24倍も速い!M1チップはシングルスレッド性能がかなり高いようだ。

Geekbench 5 (OpenCL)

GPU(グラフィック性能)のベンチマーク。IntelのMac mini(2020)と比較。

3.7倍もの差がある。グラフィック性能はだいぶ向上した。

AmorphousDiskMark

ストレージ(内蔵SSD)のベンチマーク。IntelのMac mini(2020) 512GBと比較。

Mac mini (2020) Intel 512GB

Mac mini (M1, 2020) 1TB

IntelのMac mini (2020)のSSDも充分速かった。シーケンシャルライトはM1が速くなっているが、逆にランダムライトは遅くなっているように見える。

ブラウザのベンチマーク

Intel Mac mini (2020)は既に初期化してしまったので、Core i7 10700KのPCと比較した。

やはりブラウザは体感でも速いと感じるほどなので、ベンチマークでも10700Kよりも速い。特にMotionMark 1.1では3.2倍も差がついている。

まとめ

今までより動作も速くなりMac mini (M1, 2020)は買って良かったと思う。今後更にM1チップにネイティブ対応したアプリが増えるし、そのうちM1チップの上位機やメモリ32GB以上のものが出てくるだろうと思うので楽しみだ。

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