ペンタックスのフルサイズについて

カメラ機材

ペンタックス(リコーイメージング)のフルサイズについて思ったこと。


欧州リコープロダクトマネージャーが、正式にフルサイズ機を開発中だとインタビューで明言 デジカメライフ

海外でペンタックスの35mmフルサイズセンサー搭載のカメラを開発しているという話が出ているらしい。

これの情報に喜んでいる人もいれば、心配している人もいるようだ。自分はどちらかというと、なんだか心配だなぁ・・といった感想。

心配な理由の一つはレンズ開発リソースの問題。リコーイメージングのレンズ交換式のマウントはQマウント、Kマウント、645マウントと3つもマウントがある。今でさえろくにレンズが出せてないのにフルサイズの新しいレンズが出せるのか心配である。

フルサイズが出るとしたらおそらくKマウントになるだろう。しかし現行のKマウントレンズはほとんどがAPS-C用のカメラ向けに設計されたものである。フィルム時代から残っているFAから始まる型番のレンズはイメージサークル的には問題ないかもしれないが、デジタルのフルサイズを考慮して作られていないので周辺光量や逆光耐性、解像度不足といった問題が出てくるだろう。
APS-Cデジタル向けに作られたDAレンズの中にも非公式ながらフルサイズのイメージサークルに耐えられるレンズがいくつか存在するようだが、なんとかケラれないで使えるものの周辺や四隅が流れたりとまともに使えるようにはとても思えない。

リコーイメージングはフルサイズ用レンズを一から作らないといけない。自社でレンズを作れなくてもまずはタムロン・シグマ・トキナーからのOEMでも良いからある程度揃えないといけないと思う。
シグマのペンタックス用レンズの中には最初からフルサイズ対応のレンズもあるので、ユーザーとしてはそれを選ぶという手もあるが、リコーイメージングとしてはレンズも売りたいからそれは面白くないだろう。タムロンにもA09や272Eといったフルサイズ対応のレンズがあるが、古いものばかりで新しいレンズのKマウント用は最近は出してくれない・・。

またペンタックスのフルサイズが出るとしてはたして需要はあるのだろうかという問題。例えば可能性として現ペンタユーザーでFA Limitedレンズを本来の画角で使いたいという需要は多少あるかもしれないが、それも大した需要じゃないと思う。FA Limitedは個人的には少し興味あるが、他マウントから乗り換えてまで使いたいという人はあまりいないように思う。
あとはペンタのフルサイズが他社が真似できない機能を持っているとかじゃないとペンタを選ぶ意味はないので厳しいと思う。できたらSR(手ぶれ補正)は内蔵してほしいところだが、技術的な障害があるとの噂がある・・。
あとは高機能なのに値段がやたら安いとか・・。うーん。安いだけでも売れないかな。やっぱりレンズが重要かと思う。

リコーイメージングが本当にフルサイズを出すなら頑張って欲しいけど、なんだか心配だなというお話。

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