RTX3090に迫る性能「MSI GeForce RTX 3080 Ti SUPRIM X 12G」

MSI GeForce RTX 3080 Ti SUPRIM X 12G レビュー

RTX3080Tiはマイニング制限付きなのでゲームに最適？
ベンチマーク
RTX3080Ti SUPRIM Xの感想、まとめ

RTX3080Tiはマイニング制限付きなのでゲームに最適？

それまでゲームPC用のグラボとしては2020年10月に購入したRTX3080を使っていた。
↓その時の記事

4Kで快適なグラボ「ASUS TUF-RTX3080-O10G-GAMING」

2020年10月。RTX3080搭載のグラフィックボードASUS TUF-RTX3080-O10G-GAMINGを購入した話。

2021年1月よりマイニングにハマりだし家にあるグラボはほぼマイニングに投入してしまっていたので、しばらくPCゲームはしていなかったのだが、

RTX3080上位でRTX3090に迫る性能でマイニング制限が掛かったRTX3080Tiが出るとのことで、ゲーム用に買うことにした。（マイニング向きのグラボだとマイニングを優先してしまうので…）

RTX3080Ti搭載グラボ発売日の2021年6月3日夜のオンラインストアにて争奪戦。ASUSのROG-STRIX狙いで行こうかなと思っていたところ、物凄い勢いで売り切れていき、結局一番高いMSIのSUPRIM Xになってしまった。税込25万8千円・・。以前のRTX3090の価格より高い・・。SUPRIM Xは性能は優れてるみたいなので良しとしよう。

6月5日に届いた時に写真を撮って投稿したツイート

MSI GeForce RTX 3080 Ti SUPRIM X 12G pic.twitter.com/N76exv6Bof
— ぬぼぼ (@nubobo) June 5, 2021

流石にMSIの3080Ti最上位モデルだけあってパッケージも高級感あるし、グラボ本体も金属部分が多く写真で見た時よりかなり質感が高い。よく冷えそう。大きさと重さがかなりある。
重さがマザボに負担かけそうで心配なので付属の突っ張り棒みたいなサポートステイで支えることにした。

ベンチマーク

主にRTX3080 TUF OCとRTX3080Ti SUPRIM Xの比較。3080Tiの方はMSI CenterでExtreme設定にしている。
RTX3080の計測は2020年10〜11月時点のもの

3DMark – Time Spy

11%向上

3DMark – Fire Strike

9%向上

FF14ベンチ漆黒のヴィランズ

13%向上

FF14ベンチ暁月のフィナーレ

2021年7月11日に公開されたばかりの新しいFF14ベンチ

FF15ベンチ

14%向上

ウォッチドッグスレギオン

RTX3080では画質：最高設定、レイトレ：中、DLSS：バランスの設定で平均60fpsくらいだったが、
RTX3080Tでは上記設定にレイトレ：最高にしても平均60fps以上を保つことができた。
DLSSをオフにしたら流石に40fps以下くらいになった。レイトレは重い・・。
GPU性能の違いだけでなく、ドライバの最適化も影響してそう。

アサシンクリードヴァルハラ

28%向上
アサクリヴァルハラはAMDに最適化されていてGeForceだと重いのだが意外と良い結果に。
以前RTX3080で計測した時に比べるとドライバの最適化が進んだ可能性あり。
RTX3080Tiでは60fpsで安定してプレイできた。

おまけ：マイニング

NiceHash Quick Miner

200W　59MH/s

NiceHash Quick MinerはDagger Hashimotoというイーサリアムのアルゴリズムを使っておりGPUによる制限が掛かってしまっている。
参考までにRTX3090だと304W 114MH/s、RTX3080で219W 95MH/sくらいは出るので効率が悪い。

NiceHash Miner(Octopus)

307W　97MH/s

NiceHash Minerはアルゴリズムが選択でき、制限のかからないOctopusを選択
97MH/sは悪くないが、消費電力が307Wも食うので効率は良くない。

RTX3080Ti SUPRIM Xの感想、まとめ

4K解像度でのゲームはRTX3080でも割と動作していたが、RTX3080Tiは更に安定して動作することが出来た。
SUPRIM Xは質感も高く、また冷却性能も高いようで負荷をかけてもそこまでファンの騒音が気にならないのは良くて満足。MSIの最上位グレードだけある。
RTX4080?が出るまではこれを使おうと思う。