EOS 6D Mark IIについて


8月4日に発売されるEOS 6D Mark II (6D2)について書いてみる。


ちなみに自分は初代6Dユーザーなので、前機種ユーザー視点の個人的な感想をまとめてみます。

6D2の発表と仕様

キヤノン:EOS 6D Mark II|概要

2017年6月29日に6D2は発表されました。初代6Dが2012年11月30日発売で4年半以上も経過しているのでようやくかといった感じ。

主な仕様はこの通り。
◆6D2
 2620万画素、デュアルピクセルCMOS、45点全点クロスAF、連写6.5コマ/秒、常用ISO40000、バリアングル液晶、765g
◆初代6D
 2020万画素、11点中央1点クロスAF、連写4.5、常用ISO25600、755g

※スペックの詳細な比較はこちらから見れます。

初代に比べるとかなり進化している。重さが10g増えているがバリアングル液晶になったりしてるせいもあるし、実感できない程度の差かと思う。ここまでの正常進化も珍しい。

キャッチコピーの「バリアングル・フルサイズ」というのは最初見た時は「だせえ!w」って思ったけどバリアングルというのは意外と需要があるようで。自撮りだとか動画撮ったり、最近はファインダーを覗かずにスマホを使うような感覚で液晶のライブビューを使う人も増えているそうだ。

同時に発表されたEOS Kiss X9もバリアングル液晶化しているのを考えると市場のニーズを考えてそうしたという事でしょう。 ハイアングル・ローアングルはもちろん星とか花火とか撮ったりするのにも役立つんじゃないかな。 デュアルピクセルCMOSなのでLVAFも爆速だしタッチパネルだし便利になっている事でしょう。

6D2の仕様等で気になる点

◆AFエリアが狭すぎ問題
これが発表時にTwitterで一番騒がれていた問題。上位機の5D4を比べるとAFエリアが狭すぎないかといった話。


うーん、まあ確かに。5D4と比べると少し狭いかなといった印象。どうやらAPS-C機である80DのAFセンサーを流用しているのではないかいう噂。
5D2→6Dの時はAFエリアの広さに差はほとんどなかったので、6D2では5D3相当かなと思っていたのだが、差をつけてきたなあと。

ただ6DユーザーからするとAF11点でクロス測距が1点しかなかった事を考えると中央以外の測距点もまとも使えるようになったと考えればかなりの進化。
最近入手したα7IIの位相差AFエリアが6D2と同じくらいなのだけど、6Dユーザーの自分が使うとAF広くて便利!って思ったので実際使ってみれば不便はない気がする。

◆4K動画は非搭載
せっかくのバリアングルでタッチ液晶なのにもったいないような気もする。パナソニックではもっと安価な機種でさえ4Kに対応している。キヤノンの方針として5D4で差別化する点の一つなのかもしれない。

◆オール樹脂ボディに
初代6Dはボディの前面・後面カバーにマグネシウム合金が使われていたのだが(Wi-FiやGPSアンテナを積む都合上トップカバーは樹脂製)、6D2ではどうやらオール樹脂ボディになった模様。若干質感が落ちるのかもしれない。より80Dクラスに近くなったような。

◆値段が上がった
6Dの初値は17.8万だったのだが、6D2では21.8万になった。4万値上がり?6Dの発売後に消費税も上がり為替の変動もあるので一概には言えないけど少し値上がりした。
5D4とかもそうだし他社メーカーも含めて最近はカメラ全体が以前より高くなってきているので仕方ないかなという気はする。スペックアップしてんだから値上がりして当然とか言う人もいるけど5年近く経ってるわけで・・。

21.8万はたけー!って人がいたら少し待つと良いと思います。カメラの値段というのは発売後から下がります。よほど人気で品切れにならないかぎりは20万はすぐ切るんじゃないかと予想。仮に5D4並に20%下がった場合は17万円台になります。この値段ならそんな高く感じないのでは?

ダイナミックレンジが80D以下騒動

参考:EOS 6D Mark II のダイナミックレンジは EOS 80Dに後れを取っている – デジカメinfo

おそらくメディアのレビュー向けに6D2の実機(ベータ機?)が貸し出されており、海外では既に実写テストまで行われていて高感度やダイナミックレンジについて既に比較がされていたりする。
それによればAPS-CのEOS 80Dにダイナミックレンジで劣り6D・5D3も大差ないか少し劣るくらいだという。この点に関してTwitterでは大騒ぎになっている・・。

今までキヤノンのイメージセンサーはソニーのに比べると特に低感度におけるダイナミックレンジが狭いと言われてきた。それが80D,5D4では劇的に改善しソニー製センサーの性能に近くなった。
これについてはアナログ信号をデジタル信号に変換するチップ(ADC)が今まで外付けだったものをオンチップ(内蔵)にした事によるものだと言われている。
6D2ではもしかするとオンチップADCが旧式センサーのように外付けなのかもしれない。

◆6D2のダイナミックレンジは本当に80Dに劣っているのかどうか
おそらくこれに関しては正しくもあり間違ってもいると言えるのかなと。劣っていると聞いたらあらゆる面で劣っていると取る人もいるかもしれないが、実際は劣っている面もあれば優れている点もあるのではないかと。

6D2のセンサーの性能が6D相当と仮定し、試しにDxOMarkで6Dと80Dを比較したみた。
Canon EOS 80D vs Canon EOS 6D – DxOMark

確かに数値だけ見たら13.2と12.1で6Dの方が劣っているように見えるが、DxOMarkの数値はあまり参考にならないのでグラフの方を見てみよう。

最低感度のISO100で比較した場合は80Dの方が優れてる。1段弱くらいの差がある。しかしISO200くらいで差は縮まりISO400からは逆転して6Dの方が優れているのが分かると思う。
つまり80Dのダイナミックレンジが優れているというのは低感度においてだけと思われる。6D2もおそらく同じような感じなのでは。これをどう見るかは人によるかな。

比較すれば確かに差は出るのかもしれないが、6Dを何年も使っていてダイナミックレンジが狭いと感じた事もないし、ソニー製センサーのカメラを使って特段DRが広いと感じたこともないので大した問題ではない気がする。

とは言え、80Dや5D4でダイナミックレンジ良くなったんだから、後発の6D2も当然良くなってるだろうと思ってた人(自分も含め)には少し残念だと思うかもしれないが仕方ない。

とある6Dユーザーから見た6D2

Twitterで「6D2に不満があれば5D4を買えばいいだろ!」的なツイートを何回も見かけたのだが、確かに間違ってはいないのだが既存の6Dユーザーからするとそんな単純な問題ではない。

EOS 6Dはフルサイズ入門機という位置付けだが、上位機の5D3と比べても優れている点がいくつかあった。
・高感度やダイナミックレンジでやや優れていた
・中央のAFポイントだけ低輝度限界EV-3で、5D3のEV-2よりも優れていた。
・5D3のボディより小型軽量

また5D2と比較した場合には、マルチコントローラーや質感、シャッター速度等の一部を除いてはほとんどの点で優れていた。
このようなスペックなので多点AFがそれほど必要でなければ、6Dでも充分という人もいたのではないかと思われる。

6Dユーザーの中には、6D2のスペックは5D3と同等以上で、画質(高感度/DR)だけは5D4よりも優れている可能性あるかも?と思っていた人もいるかもしれない。自分もそんな感じに思っていた。
しかし実際出てきてみると、バリアングル液晶など一部を除いてほとんどの点で5D4が優れいるといった状況である。(本来はこれが正しいのかもしれないが)

AFや連写を重視するのであれば6D2は良いのかもしれないが、ただそこを重視している人は既に5D3,5D4,1DX,1DX2なりに移行しているのではと思ったり・・。
長年6D使ってると中央1点AFでも特に不満なく感じてきてしまった・・。
小型軽量と画質を最重視するユーザーであれば微妙な進化だしスルーすると思う人がいてもおかしくないような気はする。

◆結局買うの買わないの?
自分が使っているカメラの後継機種なので気になるよね。自分の場合は、必要になれば買うけど、今すぐは必要ないかなといった感じ。もし買うとしても早くても冬とかかな。お金の問題もある。念のため購入特典もらえる購入宣言だけはしといた。
キヤノン:EOS 6D Mark II Special site|Live! フルサイズキャンペーン

◆6D2は売れるのかどうか
これは間違いなく売れるでしょう。発売前からTwitterで注目されて騒がれているし。叩いてる人の多くは他社メーカー信者な方な気もする。これは名機の予感・・。
6DはニコンD750あたりと比べるとスペックで明らかに劣るところがあったけど、6D2で進化して同じ程度にはなったのでスペックで迷う事は少なくなったんじゃないかなと。今の6Dのスペックでさえ地味に売れ続けているわけで。
最初のうちは6D, 5D3, 5D4あたりも売れる気もするけど、6D2の値段が徐々に下がってくるにつれてどんどん売れるんじゃないかと思います。

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長文失礼しました。後の方がだんだん雑になっている気もするけど・・。読んでいただきありがとうございます!

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